植物と光の関係性を農学的知見により研究・技術開発・社会利用化を行う
「アグリライト研究所」名で、初めて学会発表を行いました。
(これまで、山口大学所属としては行ってきましたが・・・)
講演とは異なり、学術データからの基礎技術化~商業運用までの流れを
示す上で、データ・手法をどこまで提示できるかの吟味は難しいところです。
企業の立場での学会発表は、考えされられるところです。
ともあれ、休憩時間や情報交換会では、多くの議論が行え、
また、照明学会に比べ、参加者全員が当然ながら研究対象が「植物」であり、
その様々な評価手法が伺い知ることができたので、刺激になりました。
講演慣れしてしまっているのか、学術データでの根拠まとめと表現は
冷や汗ものでしたね。バランスよく知らしめていきたいと思います。
講演も、1ヶ月に1回以上のペースで埋まってきました(民間対象へのクローズ分は除く)。
光害への問題・解決、植物工場の福祉・高齢化社会への活用、
当社の取り組みが社会に活かせるような活動は、どんどん進めていきたいと思います。
【発表題目】
植物工場における光利用効率の向上をめざした照明昇降装置の検討
○園山芳充1・山本晴彦2・岩谷 潔1・吉越 恆3・原田陽子2
1株式会社アグリライト研究所、2山口大学農学部、3農研機構近畿中国四国農業研究センター
完全人工光型植物工場における植物の光合成に必要な照明について、植物の生育に合わせて照明との距離を適正に自動調整するパンタグラフ機構を用いた昇降装置を試作し、生育期間中に栽培面と光源の距離が固定された従来の場合との比較を行い、効果を確認した。