植物工場オープン(山口県宇部市~商店街の空き商店活用事例)

「ウベモクファーム」(株式会社ウベモク:山口県宇部市、運営)

平成26年9月21日(日)、オープンしました!!。

 

昨年4月より進めてきた、

地方の商店街の中のシャッター商店が増える中で、

空商店を、活性化も狙っての「植物工場」へ!・・・の取り組みです。

当社は、山口大学農学部発ベンチャー企業ですので、

特に農業気象の学術的知見の専門性、

山口大学植物工場運用での研究・ノウハウ・経験を生かして、

連携させて頂きました。

 

限られた空間と希望される収量(出荷量)に対して、

【動線エリア(面積計算)】

・栽培室(クリーンエリア)や更衣室などを構成するか

【農業気象設計1(栽培室)】

・栽培室の農業気象をコントロールするか(エアコンの位置、炭酸ガス噴き出し口など)

【農業気象設計2(栽培棚)】

・栽培棚をどのような設計にするのか(光・水・風・・・のコントロール)

【設備を最大限活かす】

・そして一番重要な栽培動線設計~栽培指導

(設備だけ用意しても、うまく生育しない事例が多いのは、その植物工場特有の

 環境にあわせて「農の技」(植物の顔色を見ながらのチューニング技術)が必要です)

などを行ってきました。

 

区切りとして「9月21日」、オープニングセレモニーが無事に行われました。

文字ばかりでも窮屈なので、そろそろ画像を。。。

 

 

画像は、セレモニー前日。株式会社ウベモクの中尾常務と。

出会ってから1年半。ようやくここまで来ました・・・という感じで、店舗前にて。

収穫野菜は、この工場でも時間を決めて販売を行うようですので、

お近くの方、是非!!。

中津瀬神社のある新天町の交差点から、興産側に向いて数店舗先南側にあります。

 

見学窓もありますが、研究も行っている観点から、

通常はロールスクリーンが下されているかも。。。

うちも来客で空港お迎えの際は、ここに立ち寄るコースにしようかしら。

 

 

オープンにあたって、観葉植物と電波時計を準備。

(栽培室内用に。種々アラームタイマーセットが可能なので、作業動線の管理にもと考えて。)

今回連携して取り組んだ、

・ブルーウェーブテクノロジーズ株式会社(光による生育差検討が可能なLED照明)

・水口電装株式会社(プラント・制御系の設計・導入)

各社との連名です。山口県内で山口大学型植物工場研究会、進めています。

 

紙面スペースが少なくなってきたので、セレモニーの様子は、

第2弾 で!!

 

植物工場は、設備だけが注目されがちで、話題にはなりますが、

現場においては思ったより生育しないんですが・・・

という悩みで、当初計画どおりの商業的運営ができている成功事例は

聞こえてこない現状です。

当社は、ここをクリアできるように、

周年安定生産が可能な、設備+ソフト(運用動線・栽培指導)に

対する知見・ノウハウを、農学的専門性の観点から、

ふんだんに取り入れて進めてきました。

 

山口県宇部市発で、大成功事例として発信できるよう、

今後も協力関係で進めればと思います。

続く・・・(オープニングセレモニーの様子へ)

 

≪参考記事(各紙)≫
http://yamaguchi.keizai.biz/headline/2042/

 

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2014/0922/3p.html