今年のイネ光害訪問先、まだまだ示していきたいと思います。
急増中なので、どのようなカテゴリーとして構成していくか悩まされますが、
今回と次回は、こういうケースもあります・・・です。
【交差場所下の照明によるイネ光害】
とある水田と住宅街が混在する地域のいわゆる「光害街道」、
従来の蛍光灯防犯灯と新設か交換されたLED照明が電柱ごとに取り付けられています。
その照明ごとに、水田側を確認すると、生育がそれぞれの箇所で遅れています。
(穂が垂れているところと、穂が出たばかり、もしくは出ていない)
その中で、従来の蛍光灯防犯灯の場所も遅れているところがあり、
その範囲がえらく広いことに違和感を感じました(下の画像)。
周りを確認すると、高速道路の交差するところに、
照明(おそらくオレンジ色に光るナトリウムランプ。赤い丸)が・・・
この照明の夜間照明照射が広く水田にあたっているのでしょう。
穂が垂れているところと、まだ立っているところと見事に分かれています。
【歩道橋の照明によるイネ光害】
歩道橋にも照明が取り付けられています。
あまり気にしていないのですが、この照明も白色LED照明に変わってきています。
(今回久しぶりの事例です。前回は、3年前でした)
そこで、確認できた今回の事例。歩道橋以外にも夜間照射が漏れすぎて、
なかなかの広範囲で、照射されてしまっています。
従来の蛍光灯防犯灯と新設か交換されたLED照明が電柱ごとに取り付けられています。
その中で、近くにこんな歩道橋もありました。
歩道橋を利用する方の動線範囲だけ、照明されている中々なアイデアです。
◆ これまでお示しした 「農作物の光害事例」集は → 【コチラ】 ◆
◆ 農作物の光害に関する 判定・講演依頼などは → 【こちら】 ◆