イネ光害~道路照明が当たっている4事例(2015年追加8)

この2015年は、急増している「白色LED照明」の光害事例を中心に、

16例を示してきましたが、やはり元祖は(?)、ナトリウムランプを使った

オレンジ色の道路照明による光害です。

 

今年の光害調査ドライブにおいても、どんどん見つかりましたので、

今回はその事例をお示ししたいと思います。

【ご参考】かつてのオレンジ色の光の影響事例ページ(抜粋)

≪交差点≫≪コンビニ駐車場≫≪バイパス新設≫

 

イネへの生育影響は、長波長側(より黄色・オレンジ・赤の色構成成分が、

相対的に大きくなります。

別の表現をすると、より低照度であっても影響が出てしまいます。

また、道路照明となるとより高い位置にあるので、その照射範囲も大きくなり、

広範囲で影響してしまうのです。

 

【影響範囲を減らすため囲いをつけたりしていますが・・・】

 

 

 

【田んぼの方向を意識しての遮光筒がありますが・・・】

 

 

【黒い幕で制限しているのですが・・・】

 

 

【照明位置から離れている気がしますが・・・】

 

やはり広範囲です。今年も各地で確認されました。

 

 

◆ これまでお示しした 「農作物の光害事例」集は → 【コチラ】

◆ 農作物の光害に関する 判定・講演依頼などは → 【こちら】