イネ光害~歩道用照明による影響事例(2016年追加3)

「2016年追加のイネ光害事例」の続きです(【2】はこちら)

<ご参考~これまで示した光害事例集 【コチラ】 から>

 

新年をまたぎ、前回より1ヶ月以上も経過してしまいました。

一連の締切ごと書類が一段落しましたので、2016年版光害事例を追加していきたいと思います。

 

【歩道用照明によるイネ光害】

 

↑ 水田地帯を貫く一本道の風景、よくあるかと思いますが、

歩道の夜間の安心安全を確保する照明、等間隔でずらっと並んでいます。

 

 

↑ 近くでみると、照明の柱から水田側は穂が垂れている一部のエリアと水田奥側、

そして、歩道側に隣接するイネは多くは穂が垂れておらず、生育に差があると感じられます。

 

 

↑ 照明柱からの視線から見ると、夜間は照明柱の影で夜間照明の影響がない部分は、

穂が垂れていて、正常に生育しているものと考えられます。

 

 

↑ このエリア、同一の照明器具すべての照明において、同じように光害がおこっているのが見てわかります。

夜間は訪問できておりませんが、照明柱が水田側に設置されているため、

歩道への照射目的であっても、その後方漏れ光が圃場へ当たりやすい環境であるため、

光害がおこっている状態と考えられます。

 

 

イネ光害事例(2016年追加版)は、「4」に続きます≪こちらから

 

 

◆ これまでお示しした 「農作物の光害事例」集は → 【コチラ】

◆ 農作物の光害に関する 判定・講演依頼などは → 【こちら】