「2017年追加のイネ光害事例」の続きです(【7】はこちら)。
<今年2017年発信事例の1番目(光害説明を含む)は コチラ >
<ご参考~これまで示した光害事例集 【コチラ】 から>
前回の続きですが、水田地帯の交差点照明による光害、2事例です。
【交差点周辺の複数水田の光害事例2】
↑ 右上の画像より、三叉路(丁字)の交差点場面ですが、二つの照明が設置されています。
どちらもオレンジ色の光を放つナトリウムランプですので(水銀灯などと比べて低照度でも生長に影響してしまう)、光害の範囲も広いです。
<そのオレンジ色の光のイメージは コチラ >
画像向かって右側の水田側を見ると、看板の影であろうエリア以外は光害が確認できます。
照明Bの光もはいっていると思われます。
↑ 照明Bに隣接する水田をみてみると、同様に光害が起こっています。
こちらは照明柱の影であろう部分も確認できます。
↑ もう1方の水田を確認しても然り、こちらも照明Bの光が入ってきているようです。
【交差点周辺の複数水田の光害事例3】
↑ こちらは交差点照明は1基ですが、灯具に近い側の2面の水田に光害が確認できました。
水田A側は、よく見ると途中からいきなり穂が垂れている部分がみられます(穂が無い・穂がたっている・・・のグラデーションではなく)。
↑ ちょっとした看板が影をつくってと推察される場面です。
対面の水田Bも同様に光害がおこっています。
ナトリウムランプ、まだまだ各地でみられますが、
LED照明への更新時、照明設計は配慮しながら切り替えが進めばと思います。
イネ光害事例(2017年追加版)は、一旦ここまでで終了です(2017年8月まで事例確認分)
田植え時期が相対的に遅い九州方面での依頼場面がありましたら、出向いて追記したいと思います。
◆ これまでお示しした 「農作物の光害事例」集は → 【コチラ】 ◆
◆ 農作物の光害に関する 判定・講演依頼などは → 【こちら】 ◆