植物工場事業において種々の研究技術や作業性検証を行う目的で、
当社の植物工場を山口市内に立ち上げました。
山口大学の植物工場は、植物と微細な生育環境における「研究」が主な目的ですが、
当施設は単純に・・・
・「売れる野菜づくり」
を目指し、そのなかで、
・「植物工場における栽培ノウハウの確立」~植物工場マイスターの育成
(栽培指導できる方は少ないように思えますので・・・)
・「福祉施設としての作業環境提案に向けた動線・作業性検証」
(野菜販売のみの事業性は、投資規模も大きく普及も期待しづらので、
別の視点から植物工場活用が提案できるかを検証します)
を目的とし、山口大学の植物工場では実証が困難であったことから、
当方が別に立ち上げたものです。
植物と照明、植物と養液、植物と物理的ストレス(風など)・・・
それぞれの研究は進みますが、売れる野菜(リピートで万人に)=おいしい野菜に向けた、
複合的な技術の掛け合わせによる検証が必要と感じています。
これまで蓄積しているネタを、売れる野菜づくりを目的に、
この施設で検証し、当方の生育技術ノウハウを積み上げていきます。
新しい場所・施設で、新しいルールづくり・仕組みづくり、結構なパワーを使いました。
人力の投入。これが一番重要でしたが、頼もしい人材が揃いました。
今のところ非常にいい感じで進んでいます(植物は扱うヒトも見て育ちますから・・・経験上)。
立ち上げ準備は6月から入りましたが、
7月からの播種開始(自ずと収穫日も決まり、それが毎日続きますから重要なイベントです)に
何とか間に合い、スタートが切れました。
まずは、この施設で当たり前に栽培できる技術を確立します。
無農薬・洗わなくていい・日持ちする・・・は達成したいところ。
技? 単純に
「水を替えたらどうなるのか」
野菜のほとんどは水ですよね・・・
水道水は、水という試薬と私は思っています。
それを安価に工夫しました。
また、今回は、農業生産法人さんの技も取り入れています。
(大学での研究では有り得ませんでしたが、売る為の野菜づくり経験では大先生です)
毎日の播種で、約1ヵ月後には、毎日のように収穫。
楽しみです。
水の後は、○○、◇◇と、だんだんネタを掛け合わせながら、
進めていきたいと思います。
本事業は、≪山口市≫
山口市緊急雇用基金起業支援型雇用創造事業
について、業務委託先に選定されましたことより、すすめております。
(本年度採択2件目。先日の山口県事業とは性格が異なる事業です)